お笑いタレントの小籔千豊(52)と、元レスリング女子日本代表の吉田沙保里(43)が8月31日、都内で行われた新ふるさと納税ポータルサイト「ふるコミ」正式オープンおよび新CM発表会見に出席した。
「ふるコミ」は、自治体が支払うサイト利用手数料を業界平均より大幅に低い2.5%(消費税・決済手数料別)に設定した新たなふるさと納税ポータルサイト。
その特徴を象徴するように、ステージには「手数料」と書かれた壁が登場。小籔千豊と吉田沙保里は、その壁を豪快にぶち破って登場し、会場を沸かせた。
しかし、この日の「壁」はステージ上だけではなかった。
トークでは「最近、壁をぶち破ったと感じたこと」を聞かれ、小籔千豊が明かしたのは、50代を迎えてから挑んだ人生初の富士山登頂。これまで「歩かない男」だったという小籔千豊が、生活習慣を変え、新たな挑戦へ踏み出したエピソードを披露した。
「壁の手前でずっと生きてきた」小籔千豊、50代で人生初の富士山登頂
「壁をぶち破ったことは?」という質問に、小籔千豊は「53年間ほとんどなかった」と笑いを誘いながら回答。
「壁の手前、壁の手前でずっと生きてきました」
と、芸人らしいユーモアを交えて自身の人生を振り返った。
そんな小籔千豊が「一応、壁をぶち破ったのかな」と感じた出来事が、先日挑戦した富士山登頂だった。
これまで歩くことが苦手だったという小籔は、30代、40代の頃を振り返り、「タクシーばかり乗らせてもらっていた」と告白。
大阪・なんばグランド花月から徒歩約10分ほどの距離でもタクシーを利用していたといい、後輩から驚かれるほどの「歩かない男」だったという。
しかし、50歳を過ぎてから、その生活に変化が訪れた。
パーソナルトレーニングに通い、歩くことも意識するようになったことで、これまでとは違う日常へ。
その延長線上で挑戦したのが、富士山だった。
“歩かない男”から一転、約13時間の挑戦へ
小籔千豊が挑んだのは富士宮ルート。
朝5時半に新7合目を出発し、山頂を目指した。
そして山頂から5合目まで下山し、戻ってきたのは夕方6時頃。
約12~13時間にわたって歩き続けたことについて、
「12、13時間歩き続けたことが人生でなかったので、一応、壁はぶち破ったのかな」
と振り返った。
ステージ上で「手数料の壁」を破った小籔千豊が、この日は自身の生活習慣という“壁”も突破。
これまで歩くことを避けてきた小籔にとって、富士山登頂は単なる登山ではなく、50代から始めた新たな挑戦の集大成となった。
吉田沙保里も共感「私も歩くことをしない」
そんな小籔千豊の話に共感したのが、アスリートの吉田沙保里。
自身についても「歩くことをしない」と明かし、近距離でもタクシーを利用することがあるという。
小籔千豊のエピソードを聞き、
「ちょっと似ているのかなと思いました」
と笑顔を見せた。
一方で、吉田沙保里にはまだ越えていない“壁”がある。
それが富士山だ。
「富士山は私も、死ぬまでに登りたいなと思っています」
と、これから挑戦したい目標を明かした。
さらに、42.195キロのフルマラソンを経験していることにも触れ、
「まだ私は壁をぶち破ってはいないんですけど、42.195キロのフルマラソンはしたんですけどね」
と、アスリートらしい挑戦への意欲をのぞかせた。
吉田沙保里、小籔千豊にまさかの「もう1回挑戦しないですか?」
そして、ここで吉田沙保里から小籔千豊へ、思わぬ“次の挑戦”が投げかけられた。
「もう1回挑戦しないですか?」
と、富士山への再挑戦を提案。
しかし小籔千豊は、
「いやいやいや。しばらくはいいかな」
と即答。
今回挑戦した富士宮ルートについても、
「急な方を行かせていただいて、急な方はちょっと……僕はしんどかったです」
と苦笑いを浮かべた。
人生で初めて富士山を登頂し、“歩かない壁”を乗り越えた小籔千豊だったが、少なくとも当面は再び富士山に挑む予定はなさそうだ。
小籔家では「ふるさと納税の権利」を妻が掌握?

会見では、「ふるコミ」のCMキャラクターを務める小籔千豊が、家庭でのふるさと納税事情についても明かした。
制度を知った当初、妻に勧めたことがきっかけで、現在では妻がふるさと納税を積極的に活用しているという。
小籔千豊自身が返礼品を選びたいと思っても、寄付上限額の関係から妻に止められてしまうそうで、
「僕はふるさと納税の権利を奪われています」
と、家庭内での“主導権”をユーモラスに告白した。
食卓に並ぶ鮭や果物などについても、食べてから「これ、ええやつやな」と気づくと、妻から「ふるさと納税やねん」と知らされることがあるという。
自身で選ぶことはできなくても、返礼品の恩恵はしっかり受けている小籔家。
夫婦の微笑ましいやり取りを交えながら、ふるさと納税を身近に感じさせるエピソードを披露した。
「手数料の壁」から、それぞれの“次の壁”へ

イベントには、熊本県八代市のご当地キャラクター「ちくワン」や熊本県の「くまモン」、滋賀県彦根市の「ひこにゃん」も登場。



小籔千豊は、災害地域への支援についても触れ、ふるさと納税を通じた寄付について「嫁はんの了解も得てから」と笑いを交えながら語った。

「手数料」と書かれた壁を豪快にぶち破って始まった「ふるコミ」の発表会。
この日の小籔千豊は、ステージ上の壁だけでなく、長年の「歩かない生活」という自身の壁を乗り越えた経験を披露した。
一方、吉田沙保里は、これから挑みたい壁として富士山を掲げ、小籔千豊にはまさかの再登頂を提案。

「壁をぶち破る」というイベントの演出が、2人それぞれの人生における“挑戦”へとつながる、印象的なトークとなった。
💎取材・文 & 📸 写真:Piece Fashion Magazine
