洪 玉英|秋冬の海へこぎ出す!プチバトーが紡ぐ“夢の航海”コレクション
フランス発・子ども服ブランドのプチバトー(PETIT BATEAU)が、「Rakuten Fashion Week TOKYO 2025 A/W」で東京都港区南青山にある、スパイラルホールで2025-26年秋冬コレクションがこのほど発表されました。
今回のテーマは、フランスの童謡「ママの小さな船(Maman, les p’tits bateaux)」から着想をた“船出”の物語。日常のなかにある小さな冒険と、子どもたちの自由な想像力を、温もりある洋服に乗せて表現しました。
雨の日も、心は晴れやかに──遊び心満載の“冒険スタイル”

ネイビーのTシャツ&パンツに、折り紙の船をイメージした帽子。足元は元気な黄色のレインブーツで、雨の日もワクワクが止まらない。
「探検は、晴れの日だけじゃない。小さな船で、雨の中だって進める」――そんなメッセージが感じられるコーディネートです。
未来のキャプテンが歩む道

黄色の帽子に、ネイビーベスト。ブルーシャツとジーンズで、シンプルながら芯の強さがにじむスタイル。
どんな航路でもまっすぐに、脇目も振らずに進む姿は、未来の“船長”候補そのもの。
空想の海へ──“小さな海賊”に変身!

赤と白のボーダーシャツに、黒のパンツ。海賊風ベストと帽子が、まるで絵本の1ページのよう。
想像の世界で自由に羽ばたく力を引き出す、プチバトーならではの“冒険コーデ”。
寒さに負けない、ぬくもりコーデ

赤いニット帽とトリコロールカラーのダウンコート。雪がちらつく日でも、外の世界を全身で楽しめる防寒スタイル。
冬の空の下でも、子どもたちの笑顔とエネルギーを引き出す装いが光ります。
お母さんと一緒の旅は、いつだって特別

ネイビーのジャケットに、長ズボン。インナーのグレーのスウェットが落ち着いた印象に。
「地球は丸いから、きっとまた帰ってくるのよ」――母の言葉と手のぬくもりが、子どもの心に旅の軌跡を刻みます。
プチバトーが届ける“服という冒険”──日常が物語になる瞬間

1893年創業の伝統あるフランスブランド〈プチバトー〉。その長い歴史と、“子ども発”の視点で描かれる世界観は、今も進化を続けています。
今回のショーを通して感じられたのは、「服はただ着るものではなく、子どもたちの人生の旅路を彩るもの」であるということ。
どんな季節も、どんな天気も、子どもたちの心には大きな海が広がっている。
プチバトーのコレクションは、そんな“冒険のはじまり”を応援する一着となることでしょう。
「プチバトー」(Petit Bateau)とは?
「プチバトー」(Petit Bateau)は、フランス語で「小さな船」という意味です。ファッションブランド「プチバトー」は、このブランド名の由来は、創業者のピエール・バルトンが息子に歌った童謡の歌詞から来ています. 「プチバトー」は、高品質で着心地の良い子ども服を製造することで知られています.
💎文:洪 玉英 💎カメラ:安座間 優