11月3日(文化の日)、大阪の中心・御堂筋で開催された都市型イベント「御堂筋ランウェイ2025」。元宝塚歌劇団星組トップスターで大阪出身の紅ゆずるが、黒の日本館ユニフォーム姿で登場し、堂々としたランウェイと大阪への深い愛を語りました。

「御堂筋の真ん中を歩くなんて…」紅ゆずるが語った感動の瞬間
大阪の秋を彩る一大イベント「御堂筋ランウェイ2025」。2025年大阪・関西万博をテーマにしたファッションショーでは、50種類以上の公式ユニフォームが披露されました。
トップバッターとして登場したのは、元宝塚歌劇団星組トップスターで大阪出身の紅ゆずる。全身黒で統一された日本館ユニフォームを身にまとい、堂々としたウォーキングで観客を魅了しました。御堂筋の真ん中を颯爽と歩く姿は、まさに“舞台の主役”そのものでした。

非日常の景色に感動「御堂筋の真ん中を歩けるなんて…」
ランウェイを終えた紅は、笑顔を浮かべながらこう語りました。
「御堂筋の歩道はよく歩くんですが、こんな真ん中を歩かせていただくなんてことはないので、大変感動いたしましたし、また違う景色にも見えました」
地元・大阪の街を歩く誇りと感動が、言葉の端々にあふれていました。司会の今田耕司も「この角度から御堂筋を見ることはまずないですからね」と共感し、紅が「これはパリみたい!」と笑うと、今田は「いやいや、まさにコンセプト通りでございます」と返答。二人の軽やかなやり取りに、会場は温かい笑顔に包まれました。
「最先端いってる感じ」黒のユニフォームに込められた洗練
紅が着用したのは、2025年大阪・関西万博の公式ユニフォームのひとつ、日本館ユニフォーム(黒)。シックでありながらも未来を感じさせるデザインが印象的でした。
「私は身長が高いので、丈は少し短めなんですが、抜け感があって最先端いってる感じです」
とコメント。宝塚時代から磨き上げた立ち姿と品格が、ユニフォームの持つ“先進性”をより一層際立たせていました。

「センターに立つと懐かしい」宝塚時代を思い出す瞬間も
ステージの中央に立った紅は、宝塚時代を懐かしむように語ります。
「宝塚では袴を履くことも多く、センターの位置に立つと懐かしい気持ちになります」
舞台で輝き続けた年月と、観客を魅了するカリスマ性。ランウェイの上でも、紅ゆずるはやはり“スター”そのものでした。
「大阪の人は、悲しみも笑いに変える強さがある」
大阪への思いを問われた紅は、少し言葉を選びながらこう語りました。
「大阪は苦しい時も悲しい時も、それを笑いに変えられる強さがあると思うんです。力にあふれた人たちがこの街を支えていて、世界に誇れる明るさがあります」
その言葉に会場は大きな拍手に包まれました。紅の笑顔には、宝塚トップスターとしての華やかさと、大阪人としての温かさの両方が感じられました。
来年は主演舞台も決定『姫が愛したダニ小僧』に注目
紅は来年1月9日〜18日、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演される大阪市主催の舞台「姫が愛したダニ小僧」に主演予定です。
同作は1998年に劇作家・後藤ひろひと氏が書き下ろしたラブストーリー。紅が演じる新たなヒロイン像に注目が集まっています。「御堂筋ランウェイ2025」で見せた堂々たる姿は、舞台への期待を高める序章のようでもありました。
イベント概要
- イベント名: 御堂筋ランウェイ2025
- 開催日: 2025年11月3日(文化の日)
- 会場: 大阪市中央区・御堂筋(本町〜淀屋橋間)
- 内容: 音楽・ファッション・パフォーマンスによる大型都市型イベント
- 主な出演者: SUPER EIGHT、今田耕司、福本愛菜、DJ大抜卓人、紅ゆずる、ゆうちゃみ、ミャクミャク ほか
まとめ
御堂筋のど真ん中を、誇りと笑顔で歩いた紅ゆずる。その姿は、2025年の大阪・関西万博へと向かう街の希望を映し出していました。
宝塚時代から変わらない華やかさと、地元・大阪への深い愛。「御堂筋ランウェイ2025」は、紅ゆずるという存在を通して、“いのち輝く未来社会”というテーマを、観る人すべての心に刻みました。



