
SUPER EIGHT、御堂筋ランウェイ2025に初降臨!「大阪のロマンネスク」が彩るファッション・ストリート
11月3日、文化の日。大阪のシンボルロードである御堂筋の約1キロ区間(本町~淀屋橋)が、非日常的なランウェイへと姿を変えました。
「御堂筋ランウェイ2025」の主役の一組として、人気アイドルグループSUPER EIGHTが初出演。
「大阪のロマンネスク」、「好きやねん、大阪」など全11曲を熱唱し、沿道を埋め尽くした観客のボルテージは最高潮に達しました。
地元・大阪を拠点に活動してきた彼らにとって、故郷のメインストリートでのパフォーマンスは特別な瞬間。
本記事では、このファッションイベントが単なるショーを超え、いかに大阪の青春・地域経済・カルチャーの未来を象徴していたかを徹底レポートします。
「原チャリ」から「ランウェイ」へ:横山裕が語る大阪人の青春と御堂筋の魅力
SUPER EIGHTのステージは、彼らの「地元愛」と「青春」の軌跡を鮮やかに映し出しました。
メンバーの横山裕さんは、ランウェイ上で感慨深げに語ります。

「25年前は、ほんまに原チャリで御堂筋を走ってたんですよ。松竹座にもよう通ってて。
今こうして、立派な車に乗ってステージに立ってるのが、なんか照れくさいくらいで。」
御堂筋という道路が、かつては“夢を追うための日常の道”であり、今は“夢を叶えた自分たちが立つ非日常の舞台”へと変わった——。この対比に、多くの大阪人が共感しました。
御堂筋は単なるビジネス街ではなく、関西の青春と文化が息づくストリート。
SUPER EIGHTの熱い歌声は、その街の価値を再定義し、ファッションと音楽が交差する新しい大阪のロマンを創り出しました。

音楽が生む経済効果:SUPER EIGHTの熱唱が示す御堂筋ランウェイの地域活性化力
トップアーティストによるライブパフォーマンスは、計り知れない地域活性化効果をもたらします。
御堂筋での全11曲の熱唱は、観客動員だけでなく、ファッション消費・観光・メディア露出など多面的な経済波及を生みました。
横山さんがMCで「2週間前のバーベキューでホルモン998個食べた」と語ると、会場は爆笑の渦に。
ファンとの距離感が近いトークがSNSでも拡散され、リアルイベントの熱量がオンラインへと広がりました。
御堂筋ランウェイは、ファッションイベントを超えた都市ブランド発信の新モデル。
SUPER EIGHTのステージを通じて、音楽・人・経済がつながる“副首都・大阪”の未来像が見えました。

笑いと政治が交差する関西カルチャー:村上信五×吉村知事の「維新ジョーク」が話題に
イベント終盤、グランド・フィナーレでは関西ならではのユーモアが炸裂。
司会の今田耕司さんが、吉村洋文知事と並ぶ村上信五さんに、
「知事と喋ってるから、維新に入るんかな思ってバレてる」
とツッコミを入れると、村上さんは笑いながら
「まだまだ!」
と即答。吉村知事も「維新にも入ってください」と返すなど、政治とお笑いが自然に交錯する空気感が会場を包みました。
横山さんが「将来の村上が霞が関に見えた」と冗談を飛ばすなど、ファッションイベントという華やかな場に笑いと政治が混ざる——この“距離の近さ”こそ、大阪カルチャーの真骨頂です。

紅ゆずる、ゆうちゃみ、ミャクミャク…大阪カルチャーが集結した御堂筋ランウェイ2025
御堂筋ランウェイ2025には、SUPER EIGHT以外にも大阪のエンタメを象徴する豪華キャストが集結。
元宝塚歌劇団星組トップスター紅ゆずる、モデル・タレントゆうちゃみ、そして大阪・関西万博公式キャラクターミャクミャクも登場しました。



5つの眼で未来を見つめる――ミャクミャク、御堂筋ランウェイの階段を“ふつうに”降りる!?
御堂筋ランウェイ2025の中盤、観客の視線が一斉にステージの階段に集まりました。
登場したのは、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」。
真っ赤な体に青い“いのちの流れ”をまとい、そして――5つの眼を持つ不思議な存在。
そのミャクミャクが、まるで人間のようにバランスをとりながら、ゆっくりと階段を降りていきます。
観客のざわめき。「あれ…降りてる!? ちゃんと見えてる!?」と笑いが起き、
次の瞬間、子どもたちから「かわいいー!」という歓声が響きました。
一見ユーモラスなこの場面。
しかし、ミャクミャクが“5つの眼”ですべての方向を見つめながら進む姿は、
実は**大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」**を象徴しています。
それは、「多様な視点で未来を見つめる力」そのもの。
人間も社会も、ひとつの価値観では階段を降りきれない。
ミャクミャクのように、いくつもの“眼”で世界を見渡すことが、未来を進む鍵なのかもしれません。
御堂筋という都市の舞台で、ミャクミャクはただのマスコットではなく、
**「未来を見る存在」**として、観客に小さな問いを投げかけていました。

ファッション、宝塚、バラエティ、万博——異なるカルチャーを一堂に融合させるこの構成は、大阪の文化的多様性と包容力の象徴です。
司会は今田耕司と福本愛菜、DJ大抜卓人の鉄板トリオ。
“笑い×音楽×ファッション”の融合が、大阪らしい総合エンタメショーとして完成しました。


万博へと続く大阪の未来:SUPER EIGHTが示す副首都カルチャーの進化
SUPER EIGHTの御堂筋ランウェイ初出演は、単なるアイドルライブではなく、副首都・大阪の文化発信力を体現する象徴的な出来事でした。
横山英幸大阪市長が語った「青春の御堂筋」が今や「未来へのランウェイ」に変わり、村上さんのジョークが示すように、笑いと親近感が大阪カルチャーの根幹にあります。
2025年大阪・関西万博に向け、
この地元愛とエンタメが融合するストリート文化こそ、未来の大阪を牽引する新しい都市カルチャーの姿となるでしょう。
まとめ
- SUPER EIGHTが御堂筋で11曲を熱唱し、地元大阪への愛を全開で表現
- ファッション×音楽の融合で御堂筋が「青春と経済のストリート」に
- 吉村知事とのジョークや紅ゆずる・ゆうちゃみら豪華出演で大阪カルチャーの厚みを発信
- 万博へと続く「副首都・大阪」の新しい文化の形を象徴する一日に
💎 取材・文:洪 玉英 📸 写真:安座間 優

