天使すぎる小悪魔・Kirari、浴衣姿で魅せた青春ランウェイの魔法【学生ランウェイ2025 SUMMER】

FASHION

まるで恋の予感を乗せた風のように──「天使すぎる小悪魔」の異名を持つKirariが、5月25日、大阪市中央区にある、なんばHatchで開催された『学生ランウェイ2025サマー』に降り立った。

その日のKirariは、淡いパステルカラーの花柄浴衣に、ふわりと揺れるツインテールの髪。リボンを飾ったその姿は、幼さと気品を併せ持つ“今どきの和のお姫さま”。大きなフリルの帯が優雅に揺れ、会場の空気をふんわりと包み込む。手にしたパールの持ち手の半円型バッグは、竹素材の素朴さと、洋のエレガンスを見事に調和させ、Kirariの個性をそっと引き立てていた。

ランウェイの上で彼女が見せたのは、まるで一冊の少女漫画をリアルに再現したかのような物語。観る人の心に、懐かしいときめきと新しい憧れを同時に呼び起こすような、柔らかな時間が流れていた。

特に視線をさらったのは、ブランド「sugar nine」によるスペシャルステージ。Kirariは、同じく浴衣姿で登場したモデル・まいきちと寄り添いながら登場。手をつなぎ、二人のステップが揃うたびに、まるで青春という季節そのものが歩いているかのようだった。

そして、観客が息をのんだのはその次の瞬間──Kirariとまいきちが頬に“欧米風の挨拶キス”を交わすという、サプライズ演出。甘くて少し大胆なその一幕に、会場はたちまちときめきに包まれた。

恋に落ちる瞬間のような、あのドキドキを。
Kirariが纏ったのは、ただの浴衣ではなく、青春と憧れ、そして一瞬の“魔法”だった。

💎文:洪 玉英     💎カメラ:安座間 優

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました